本センシング技術応用研究会の名誉会長の濱川圭弘先生が2016年12月19日に逝去されました。長く闘病に耐えてこられましたが、逝去されましたこと誠に残念な限りでございます。
濱川先生は、本研究会設立に多大なるご尽力をされ、1977年(昭和52年)に発足にこぎつけられました。水戸左内初代会長のもとで研究会の活動を広げられ、1988年に会長に就任されました。研究例会・講演会・セミナーの充実、各種学術団体との共催・協催の促進、実習講座の開講、技術分科会の開設、海外技術調査団の派遣など各種事業を発展されました。特に、1996年(平成8年)大阪府先導的研究事業「スーパーアイ・イメージセンサプロジェクト」をプロジェクトリーダーとして推進し知能化センサの技術開発・啓蒙に多大な尽力をされ、センシング技術の基礎開発と応用の振興を成し遂げられました。
濱川先生の研究の業績や産業発展への数々の貢献が認められて多くの表彰を受けられています。特に、1995年に紫綬褒章、2011年に瑞宝中綬章を受賞され、2015年に文化功労者に選ばれ、2017年に正四位に叙されました。
このようなご遺徳を称え、お人柄を語らうため、本年2017年2月26日にホテル阪急エキスポパークにおいて偲ぶ会を開催させていただきました。全国から約300名の方に出席いただき盛会に開催させていただくことができました。
濱川先生のご冥福をお祈りいたします。
センシング技術応用研究会会長 奥山雅則
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