高速化する電気信号の伝送路評価は益々重要視されるようになってきました。特にインピーダンス管理は基板上の回路だけでなく、ケーブル、ワイヤー及びそのハーネス、コネクタの分野でも行われ始めています。
伝送路評価には従来ネットワーク・アナライザが広く使われますが、障害ポイントの特定など時間ドメインの解析要求も増え、またクロストーク評価などを行えるTDR方式が注目されています。またTDRの結果からSパラメータを求める手法も確立しています。
当セミナは、TDRによるリターン・ロスなどの一般解析から、ネットワーク・アナライザでは得られない高分解能な時間ドメインでのクロストーク解析評価や、Sパラメータ演算の中で、特に今回はTDRの基礎を中心にご紹介していきます。